7.29.2009

夏への扉

彼は、その人間用ドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという堅い信念を持っていたのである。
どんなに繰り返そうと、夏への扉を探すのを、決して諦めようとはしなかった。

夏への扉 - ロバート・A・ハインライン(著)





巨匠ハインラインの傑作、「夏への扉」
1957年に書かれたものだが、未だに色褪せない物語
勧善懲悪、痛快SFファンタジー
ハインラインの著書は、ハードSFが多くSF好きでなければ取っ掛かりにくいが、この「夏への扉」は大変読みやすくなっている。
SFが好きな人はもちろん、猫が好きな人も読んだことがあることだろう。

冷凍睡眠とタイムトラベルの話。
主人公は「ぼく」(ダン)発明家、ダンの愛猫「ピート」。
この二人が中心の物語。

ピートは冬になると、夏への扉を探しはじめる。
家にあるたくさんのドアのどれかが夏に通じていると信じている。
また、探すのを決して諦めない。

そう、どんなに困難ことでも、諦めずに扉を探す。
一つでも信じていることさえあれば、扉はきっと見つかる。
これはわたしにとって今でも大切に思っていること。
どうしょうもなく、行き詰まった時は「夏への扉」を読む。
読み終わると気分がすっきり、自分の扉をまた探し始める。
「夏への扉」は、わたしにとってバイブルの一冊。

わが家の初代猫「ピート」
彼の名前はこの小説から借りた。
いま「夏への扉」を読むと、亡き彼を思い出してしまい、泣けてもしまう。

山下達郎のソロアルバム「RIDE ON TIME」に「夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER)」が収録されている。
小説のどおりの歌。
難波弘之の依頼で、作詞は吉田美奈子、山下達郎が曲を付けた。
後日、山下自身でカバーされ、アルバムに収録された。
今でもライブで歌っていているので、生で聴いてみたい。


夏への扉、これはいい


夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)

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